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2006年10月26日(木)




大女将の帰国



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明朝、約3週間の滞在期間を終えた菅家旅館 本家の大女将が、日本へ帰国いたします。 この数日間で、旅館経営の基礎知識から 日本料理の「いろは」まで、しっかりと教えていただきました。

今夜はその大女将を労うため、従業員一同で、ささやかな送別会を催しました。
その会場となったのは、ハーバード・スクエア近くの「Dolphin SEAFOOD」。 私がこの周辺で「手頃なお値段なのに、一番おいしいっ!!!」と お勧めする、シーフード専門のレストランです。


まずは大女将の息子でもある、菅家旅館 ボストン本店・主人の音頭で乾杯。
本日のアペタイザーには、氷の上に美しく並べられた、 生のオイスターとチェリーストーンをチョイス。 よく冷えた白ワインと共に食せば、うっとりするようなおいしさです。
なめらかな舌触りにほのかな甘みさえも感じられ、 一同、無言で貝に口をつけていただきました。


メインとしてオーダーしたのは、「Fried Seafood Platter」 「Mediterranean SeaBass」「Broiled SwordFish」の三品。

「Fried Seafood Platter」は、白身の魚、クラム(あさりの一種)、スカロップス(貝柱)、 えび等に衣をつけて揚げた物とポテトフライが山盛りになったプレートです。 冷めてもサクサク軽い食感のフリッターには、 タルタルソース、ケチャップをつけていただきます。

「Mediterranean SeaBass」は、丸のままのスズキを地中海風に、 オリーブオイルとレモンでマリネして焼き上げた一品。 全く臭みを感じさない、適度に油ののったスズキの身は、とても優しい味わいです。

「Broiled SwordFish」は、ガーリック風味の焼いたメカジキに、 パセリを彩りよく散らした物。 とてもあっさりした、シンプルな味が楽しめます。 塩味もきつ過ぎず、誰の舌にも合いそうな一皿です。

テーブルの上には、メインの料理だけでなく沢山のサイドディッシュが並び、 見た目も華やか。 味にうるさい菅家旅館の従業員達も、大喜びで これらの料理を一つ残さず平らげました。


最後に、食事を終えた大女将の口から出たのは、今回のボストン滞在の感想、 この旅で出合った全ての人々への感謝の言葉でした。
今までの人生をも振り返るように、静かに語る大女将の様子に、 一同、しんみりと聞き入ってしまいました。

えっ、具体的にはどんな話だったかって?

・・・それは、秘密です。 大女将の穏やかな、そして、本当に気持ちのこもった大切な言葉だった と思うので、その場にいた菅家旅館 ボストン本店一同の心の中だけに、 そっとしまっておきたいのです。

大女将、大切な事を沢山教えて下さって、ありがとう。
そして、これからもずっと、ずっと、お元気で。


写真左より
・「Dolphin SEAFOOD」の外観

・オイスター(中央)とチェリー・ストーン(右奥)
(カクテルソースとホースラディッシュを添えて)

・「Mediterranean SeaBass」(中央)と「Fried Seafood Platter」(右奥)



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